Ancient:いにしえ

この作品は、実際のモデルを前に、石塑粘土で一気に全体の裸婦像を成形しました。そのあと自然乾燥　かなりの量感なので１~２ヶ月放置し乾かして、細かい裸婦のディテールを石塑粘土で作りあげ　さらに乾かします。　乾いたら、磨いて、白い石膏のような塑像に、この状態でも白さ際立ち美しい像ですが、粘土の表面は柔らかく傷つきやすいので、布(縮緬）を全身に貼ります。この布をかけてやる事によって、人肌の柔らかさも出ます。この作品テーマ「いにしえ」に思いを馳せながら　アンモナイトのモチーフ（絹の金糸、銀糸で織り上げられた帯古裂）をこの作品に取り込みました。